QOLを向上させるためにここでは、QOLを向上させていく上で大切なECRS(イクルス)について学んでいきます。
この記事の文字数は3000文字。
この記事の読書の想定は15分です。
この章のポイント
4 組織の状況
4.1 自分自身及び家庭の状況理解
あなたは、あなたが置かれた状況(有利な状況、不利な状況、問題点、ビジネスチャンスなど)について、項目立てて説明する。
- ①社外の状況および社内の状況の両方を取り上げる。
- ②製品の品質や顧客満足に影響するものについて説明する。
- ③あなたの主たる業務、または経営戦略と関係があるものを取り上げる。
4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
あなたは、製品の品質や顧客満足に関係がある(または直接的、間接的に影響する)以下の事項を明確にする。
a)あなたの仕事に関わる人や会社(あるいはその他の組織)
b)それらの人や会社との間で約束していること、または期待されていること
あなたは、仕事に関わる人や会社及びそれらからの約束や期待について常に情報を手に入れ、内容を知っておく。
4.3 品質マネジメントシステムの適用範囲の決定
あなたは、このISO9001に基づく品質マネジメントシステムで管理する仕事の範囲を決める。
- 「管理する仕事/管理外の仕事」の境目をどこに置くかを決める。
- ISO9001の条項の内、当社で「実施している仕事/存在しない仕事」がどれかを決める。
この範囲を決める時は、次の点が関係するので考えに入れる。
a)4.1でまとめた会社が置かれている状態
b)4.2でまとめた関係する人や会社との約束と期待
c)当社の製品の性格
当社は、原則としてISO9001の条項の全てを実施する。
①製品の性格から見て当社に存在しない仕事(ISO9001の条項)に限り、実施していなくてもやむをえない。
②製品の品質や顧客満足に影響する仕事を実施していないことにすることは認めない。
③製品の品質や顧客満足に影響がない場合にのみ、その仕事(ISO9001の条項)を実施していなくてもISO9001に合っているものと認める。
当社は、「管理する仕事の範囲」を文書で定め、変更があった場合にはその文書も改訂する。
①そこには、対象となる製品を、ハッキリと書く。
②ISO9001の条項の内、「当社には存在しない」と判断した仕事がある時は、その仕事がなぜ存在しないのかをその文書の中で説明する。
4.4 品質マネジメントシステム及びそのプロセス
4.4.1 基本的な考え方
当社は、ISO9001が求めている内容に従って、以下の事項を実施する。
- ①ISO9001と合うよう仕事の仕組みを決める。
②決めた通りに、仕組みを動かす。
③状況の変化に合わせて、仕組みを改める。
④常に仕組みを見直して改良する。
当社は、品質に関係する仕事がどのような仕事の組合せでできているか、それぞれの仕事について当社の中でどの製品に対して実施しているか、またどの部門で実施しているかについて整理し、それぞれの仕事について以下のように管理する。
a)それぞれの仕事について、準備が必要なものと結果として得られるものが何かを意識して管理する。
b)これらの仕事がどのように繋がっているかを、意識して管理する。
c)必要なルールを作って管理する。
1)それぞれの仕事について、チェックが必要な項目について決める。
2)その良し悪しを判断するための基準も決める。
3)決めたルールや基準に従って管理する。
d)必要な人を配置する。また、必要な施設、設備、情報などが使えるようする
e)責任者と権限者(決定権がある人)を決める。
f)「リスクへの対策」「機会を生かすための活動」に当てはまる場合には、それを実施する。
(何が該当するかは、6.1で決める)
g)仕事がうまく行っているかを評価し、仕事がうまく行くように必要に応じて仕事の内容を変更する。
h)仕事(またはそれが集まった仕組み)をより良い結果に繋がるように改善する。
4.4.2 文書と記録
あなたは、必要な文書と記録を作って管理する。
a)仕事を正しく行うために必要な文書
文書は、必要に応じて改訂して適切な状態を保つ。
b)仕事が正しく行われたことを証明する記録
記録は、紛失や損傷をしないように適切に保管する。
この章のまとめ
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