衣食住

服の廃却基準を決定しよう!

疑問
服を片付けたいんだけど、どんどん増えていってしまうんだよな。捨てようと思ってもなかなか捨てられないし…。どのようにすればうまく片付けることができるんだろう?

この記事では、このような疑問に答えていきます。
解答

この記事の文字数は3911文字。この記事の読書の想定は10分です。

服の廃却基準とは

服を片付けてもまたなんとなく買ってしまって、どんどん増えていってしまうみたいなことはありませんか?

クローゼットなどの収納スペースが限られている以上、服を捨てるという作業は新しい服を買うという作業と同じくらい大切な作業になります。

次のようなことはないでしょうか?

  • 高かった服だから捨てられない。
  • 思い出の服だから捨てられない。
  • また着るかもしれないので捨てられない。
  • 痩せたら着られるので捨てられない。

もちろん気持ちはわからないでもないですが、これでは一向に片付かないですし、いずれクローゼットは服であふれかえってしまいます。このようなを事を防ぐためには、服を廃却する(捨てる)ための基準をしっかりと決めてきっちりと管理する必要があります。

これから服の廃却基準(どのような服を捨てるのか)の決め方について説明して行きます。

服の廃却基準の決め方

実際にどういった基準で服を廃却していくのがいいのでしょうか。

服を廃却する(捨てる)際のおすすめの基準についてここでは次の5つの方法を紹介します。これらをしっかりと活用することによって、服の数がどんどん増えてしまったり、捨てた後に後悔したりということを減らすことができます。

  • 着る頻度で決める
  • 劣化具合で決める
  • 流行で決める
  • 現在着ない(着れない)で決める
  • 所有数で決める

それでは一つずつ細かく見て行きましょう。

着る頻度で決める

1つ目の方法は、服を着る頻度で決めるという方法です。

まず、判断基準となるのがこれまでの活用頻度です。もし、あなたのクローゼットの中にまったく着ていない服があるならば、その服は持っていないも同然です。 着る可能性が低い洋服に限られた収納スペースを割くことはとてももったいないことです。なので、今持っている服に対して一定期間着なかったら必ず捨てるというルールを作ります。

具体的には、次のような服を捨てましょう。

  • 1シーズン着なかった服
  • 1年以内に着なかった服

ここでの1シーズンや1年というのはあくまで例なので、それぞれが自分なりの基準を決める必要があります。

いつか着るかもしれないという意見もあると思います。しかし、1年着なかったものや去年気に入ってたくさん着ていたのに今年は着なかったものなどは、自分なりにその服を着ない理由があったはずです。なので、今年着なかった服を来年以降に着る可能性はとても低いと言えます。

まったく着ない服をずるずると捨てられないまま持っているのを防ぐためにも、捨てる期間を決めて、その期間内に一度も着なかったら迷わず捨てるということがとても大切です。

劣化具合で決める

2つ目の方法は、服の劣化具合で決めるという方法です。

着た服を洗ってしまう際などに外観を確認して、傷んでいたり、擦り切れたりしていてもう一度着るのは難しいと判断した服を捨てていきます。

具体的には、 次のような服を捨てます。

  • ボタンが取れていたり、ほつれている服
  • 襟がよれている服
  • シミなどの汚れが落ちない服
  • 生地が薄くなっている服

この服はとてもお気に入りなんだよなという意見もあると思います。しかし、いくらお気に入りの服ですごい似合っていたとしても首もとが伸びていたりすれば台無しですし、相手にはだらしない印象を与えてしまいます。 似合っている服を着ることよりもまずは前提として、きれいで清潔な服を着ることがとても大切だということを頭に入れておく必要があります。

状態が悪くなった服は、もうその服の寿命がきているということになりますので、たくさんの思い出に感謝しながら、思い切って捨てることがとても大切です。

流行で決める

3つ目の方法は、服の流行で決めるという方法です。

過去には時代時代を彩ったとても特徴的なファッションがいろいろありました。少し極端な話かもしれませんが、そのようなファッションを今着るとしたらどうでしょうか?街中に遊びにいくにはかなり勇気がいりますね。そこまではいかなくても、あの人のファッションはちょっと古いよねとまわりに思われてしまいます。

具体的には、 次のような服を捨てましょう。

  • 今流行っていない服(過去に流行していた服)
  • 前シーズンに流行っていた服

この項目でピックアップされる服の数は、ファッションに対してどのくらい関心があるかによって大きく異なってきます。ファッションへの関心が高くその年その年のトレンドにのっていく人は必然的に流行の服をもっている数も多くなるからです。

とちらにしても流行した服ほど廃れるのもはやいものです。なので、流行は押さえつつも自分にはどのような服が似合っているかをしっかりと理解して、自分の定番を作っておくことも大切です。

現在着ない(着れない)で決める

4つ目の方法は、現在着ない(着れない)で決めるという方法です。

とても高かった服や以前はお気に入りだった服でも、現在の自分が美しく着こなせなければ何の意味もありません。少し厳しい言い方になってしまうかもしれませんが、現在の自分が着て、外に出かけようと思えない服は全て捨てるべきです。

具体的には、次のような服を捨てましょう。

  • 現在の体型では着れない(似合わない)服
  • 現在の年齢とあっていなくて着れない服
  • 着ようと思って脱ぎ捨てた服
  • 人に似合わないと言われた服

もしかしたらまた着るかもしれないからという意見もあると思います。しかし、実際にそういった服を取っておいたとしてもその機会が訪れる可能性はきわめて低いです。痩せたら着ようと思っている服があったとして、もし実際に痩せたとしたら、せっかく痩せたし新しい服を買おうとなるはずです。

一般的な服はずっと持っていたとしてもで価値があがるということはほとんどありません。現在の体型、年齢、好みに合わない服は保管しておく理由はないので、どんどん捨てることが大切です。

所有数で決める

5つ目の方法は、服の所有数で決めるという方法です。

服を所有する数をあらかじめ決めておき、それをキープしていきます。必然的に新しい服を一着買ってきたら、今持っている服を一着捨てます。また逆に汚れ等で捨てた服が合った場合には、その分新しい服を買って補充することになります。

この方法の最大のメリットは、服を整理した際のアイテム数をずっとキープできるということです。また、総数での管理だけではなく、ニットは何着、コートは何着のようにアイテムごとに所有する数を決める運用方法もおすすめです。

もし、数をどうしても決められないという人は、自分の好きなアイテムをは多めにそれ以外は少なめにして総数を調整するようにしましょう。

衝動買いを抑制しつつ、服の数が増えてクローゼットに入らないというような事態も防止できるので、とてもオススメの管理方法です。

服の廃却基準の使い方

ここまで、 5種類の捨てる服を決める方法についてみてきました。ただし、この5種類の方法をただやみくもに使っていけばいいというわけではありません。それぞれの方法ごとに適した場面で使ってこそより高い効果を期待することができます。

具体的に使い分けの仕方について見て行きましょう。

日常生活の中で常時使える方法

所有数で決める

新しい服を買ったり、古い服を捨てたり、服の数を変動させる場合には必ず意識しましょう。服の総数を絶対一定にするというのでもいいですし、そこまでいかなくても1着買ったら1着捨てようという意識でやっていくだけでも全然違うはずです。

服を洗ったりたたんだりする時に使える方法

劣化具合で決める

服を脱いで洗濯機に入れる前や干した後にたたんでしまう時などに確認しましょう。日々ちゃんと確認することによって、汚れた服を着たまま外出して恥をかくなどの心配を無くすことができますし、まとめて棚卸しなどを行う際の手間も大幅に削減することができます。

服の衣替えや棚卸しの時に使える方法

着る頻度で決める

衣替えなどで夏服と冬服などを入れ替える際には、必ず確認しましょう。洗濯やクリーニングをして衣装ケースなどにしまいんでしまう前に今シーズンは着たかどうかを確認すれば、着たかどうかの記憶も鮮明ですし、余計な収納スペースも削減することができます。

流行で決める

こちらも衣替えの際などに確認しますが、こちらは出す方の服に対して確認するとより効果的です。去年流行した服などをチェックして、今年も大丈夫か、ちょっと厳しいかなどを確認することによって、流行遅れのファッションになってしまう可能性を防ぐことができます。

このように各状況に応じて適切な方法で捨てる服を検討していくことによって、より効率的に服を処分していくことができます。日常的な管理に定期的な服の棚卸や衣替えなどを組み合わせながら不要な服をどんどん処分していきましょう。

服の廃却基準についてのまとめ

服の廃却基準について、具体的にどのような方法で決めればいいかをを紹介しました。

服の廃却基準を明確にすることによって、不要な服を見極めて処分することができるようになり、クローゼットをすっきり保つことができるようになります。

服の廃却基準をしっかりと明確にして、生活をそして人生を豊かにしていきましょう。

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