- 日本人は平均寿命が長い。
- 寿命というと平均寿命の意味で使われることが多いが健康寿命にも着目することが大切。
- この記事では平均寿命と健康寿命について解説する。
- 健康寿命を伸ばすヒントについて解説する。
平均寿命と健康寿命の違い
まずは「平均寿命」と「健康寿命」の違いについて説明します。
平均寿命とは
- 平均寿命とは0歳時点で何歳まで生きられるかを統計から予測した平均余命。
- 特定の人が生きられるおおよその年齢。
- いろんなところで取り上げられて目にすることが多い。
- おおよその寿命の目安にしている人が多い
- 老後資金の計画や人生設計を考える根拠としている人が多い。
- 医療の進歩や生活環境の変化によって、平均寿命は変わる可能性がある。
健康寿命とは
- 健康寿命とは日常生活を制限されることなく健康的に生活を送ることのできる期間
- 日常生活の制限とは、介護や病気で自立して元気に過ごすことができない状態。
- 長生きの方でも、長期間にわたり介護や入院が必要であれば、健康寿命は短い。
平均寿命と健康寿命の差とは
- 平均寿命と健康寿命にあまり差がないと、亡くなる直前まで健康に過ごしていたということ。
- 平均寿命に比べて健康寿命が短くなると、不健康な状態が長いということ。
- 健康で過ごせる期間である健康寿命を延ばすことが大切。
平均寿命と健康寿命の差の推移
平均寿命と健康寿命の差がどのように推移してきているかについて説明します。
- 近年、平均寿命と健康寿命の差が拡がってきている
- 病気などによって介護や支援などが必要になってから亡くなるまでに、データ上では男性では約9年、女性では約12年もの時間がある。
- 平均寿命に着目することより、健康寿命を延ばしていく必要性がよくわかる。
- この差が拡がらないよう、健康維持に努めて介護や寝たきりといった生活をできるだけ少なくする。
支援や介護が必要になる原因とは
支援や介護が必要になる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
- 支援や介護が必要になる原因の1位は「認知症」、2位「脳卒中」、3位「高齢による衰弱」。
- 関節疾患、骨折・転倒といった原因もある。
- 加齢による関節、筋肉などの運動器の障害が、骨折や転倒につながる。
- 骨折や店頭が原因で介護が必要な生活になる可能性が大きいので予防が非常に重要。
健康寿命を延ばすためには
健康寿命を延ばすためにはどのようなことができるのか。
健康で活発に過ごす
- 筋肉・関節・骨などの運動機能を維持することが大切。
- ウォーキングやストレッチ、なるべく階段を使うなど日常生活に取り入れる。
- シニアになったら、筋力をアップではなく、運動機能を落とさないことを目的にする。
- 認知症予防のためには、脳を積極的に使って活性化させる。
- 知的活動や創作活動は脳、精神面に大きなプラスの影響を与える。
- 肉体的・精神的にアクティブな毎日を支えるのは、食事と睡眠。
- 食事は栄養面にも気を配り、バランスよく食べる。
- 睡眠の質が満足いくものかどうか、振り返る。
自分らしい生活を維持する
- 自分らしい生活スタイルを維持することが大切です。
- 年齢に関わらず好奇心を刺激してくれるものを身近におき、ワクワクする感情をもち続けることが大切。
- 元気なうちから医療的ケアや介護ケアが必要になった場合のことを考える。
- シニアになって体力が衰えてきたからという理由で色々なことを制限してしまうのはもったいない。
- シニアになったら自分の体と相談して無理をしすぎない。
平均寿命と健康寿命のまとめ
- 平均寿命が長いのは良いことですが、健康寿命も忘れてはいけない。
- 生きている限り、いくつになってもはつらつと楽しみをもって過ごしたいから。
- 健康寿命を延ばすために、適度な運動や打ち込める趣味や勉強など、できることからはじめてみるのがよい。
- 将来に備えて生活スタイルを今のうちに考えておくことも大切。